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  社長挨拶

株主、投資家の皆様へ

平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

当連結会計年度のわが国経済は、政府の推し進める経済、財政政策を背景に雇用情勢や所得環境に改善が見られた一方、個人消費の低迷とともに、新興国経済の減速や原油価格の変動による企業業績への影響が懸念されるなど、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。

当社グループ(当社および子会社)の需要先である建設業界では、国や地方の公共事業は、予算執行の前倒しや補正予算の執行などはあったものの、東北地区の復興事業が収束に向かいつつあるなかで、一部の地域で工事の進捗遅延が発生するなど厳しい状況が続いております。一方、民間建設投資については、住宅市場における平成28年の新設住宅着工戸数が低金利の長期化や相続税対策を背景に前年比6.4%増となるなど、好調に推移しております。

このような状況のもと、当社グループは、販売部門においては、各支店に配置の営業推進部を中心に役所やコンサルに向けた提案営業を鋭意推進するとともに、民需開拓にも注力するなど、受注の獲得と製品の拡販に努めてまいりました。また、老朽化の進む橋梁や道路の維持・補修を目的とした製品や工法の開発を推し進め、新たな事業の創出に向けて取り組むとともに、新素材や新工法のより一層の普及のために全国に向けた販売網の構築を行うなど、新たな取組みにも注力してまいりました。一方、生産部門においては、生産性の向上をより一層推進するとともに、生産子会社ならびに協力会社との連携を強化し原価の低減を図るなど、グループ一丸となって収益の向上に努めてまいりました。

今後のわが国の経済情勢は、政府の進める経済、財政政策により景気の回復が期待される一方、諸外国における政情不安を端緒とする海外経済の停滞が予見されるほか、円高・株安の進行や原油価格の変動などによる企業業績や個人消費への影響も懸念されるなど、今後も予断を許さない状況で推移するものと予想されます。

このような状況のなか、当社グループは、国や地方の推進する「防災・減災」や「安全・安心」、「維持・補修」などの重点テーマや人手不足などの課題へのソリューションとして、コンクリート二次製品(プレキャスト製品)のもつ優れた特性をユーザーに訴求するとともに、3事業の強みを活かしながら地域の需要や特性に応じた提案を推し進め、シェアおよび収益の拡大を実現してまいります。その一環としまして、各支店に配置の営業推進部を中心に役所やコンサルへの提案営業を通じて顧客ニーズの深耕を進めながら、新製品の開発・上市のスピードアップを図り拡販に努める一方、需要ボリュームの大きい地域での販売体制の強化を進めるとともに、昨年度より引続き民間工事の需要へのアプローチもさらに強化することにより、シェア獲得と一層の収益拡大を目指してまいります。また、老朽化の進む橋梁や道路などのメンテナンスに専門的に対応すべく「インフラ・マネジメント部」を創設し、調査・点検業務から資材供給・補修工事までをトータル提案可能な体制を確立することで、メンテナンス事業を当社の第4の事業の柱とすべく鋭意取り組んでまいります。一方、生産部門においても、自社工場と生産子会社ならびに協力会社が一体となりながらより一層の生産性の向上と効率化を図るとともに、物流体制の見直しなどによる輸送費の削減にも鋭意取り組むことで原価の低減を推し進め、利益の創出を目指してまいります。

株主の皆様におかれましては、なにとぞ格別のご理解をいただき、今後ともより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年6月

 
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